陸屋根のメリット・デメリットを解説!

良い部屋にしたい
先生、「陸屋根」ってどんな屋根のことですか?

インテリア研究家
いい質問ですね!「陸屋根」は、上から見ると平らに見える屋根のことです。普通の家によくある三角形の屋根とは見た目が違いますね。

良い部屋にしたい
平らな屋根だと、何かメリットはあるんですか?

インテリア研究家
陸屋根は勾配のある屋根に比べて施工費用が安く済むことが多いです。また、屋根の上を屋上として利用できるのも大きなメリットですね!
陸屋根とは。
「陸屋根」とは、インテリア用語で、平らな形状の屋根のことを指します。傾斜のある屋根と比べて施工費用を抑えられる点や、屋根部分を屋上として活用できる点などがメリットです。
陸屋根とは?

陸屋根とは、勾配がほとんどなく水平に近い形状の屋根のことを指します。一般的に3%以下の勾配であれば陸屋根とされ、それ以上の勾配を持つものは傾斜屋根と呼ばれます。陸屋根は、シンプルでモダンな印象を与えることから、近年住宅のデザインの幅を広げる要素としても注目されています。また、屋上空間を有効活用できる点も大きなメリットです。
陸屋根のメリット

– 陸屋根のメリット
陸屋根は、勾配のある屋根と比べて、建築コストを抑えられる、空間を有効活用できるなど、様々なメリットがあります。
まず、陸屋根は勾配屋根に比べて屋根の面積を小さくできるため、建築資材が少なくて済みます。そのため、建築コストを抑えることができます。また、陸屋根は屋根の勾配がないため、屋根裏部屋を作る必要がなく、その分、居住空間を広く取ることができます。さらに、陸屋根の上は、屋上庭園やバルコニーなど、居住空間として有効活用できる点も大きなメリットです。
陸屋根のデメリット

一見スタイリッシュな陸屋根ですが、メリットばかりではありません。そこで、ここでは陸屋根のデメリットを解説していきます。
まず挙げられるのが、排水性の悪さです。陸屋根は勾配がほとんどないため、雨が降ると水が溜まりやすく、適切な排水処理を行わないと、雨漏りの原因になってしまいます。また、防水層の劣化も早まります。さらに、夏場は太陽光を遮るものがなく、屋上が高温になるのもデメリットです。その影響で、室温が上昇し、冷房費がかさんでしまう可能性があります。さらに、防水工事やメンテナンスに費用がかかる点も考慮しなければなりません。陸屋根は定期的な防水工事やメンテナンスが欠かせず、一般的な勾配屋根に比べて費用がかさむ傾向があります。これらのデメリットを理解した上で、陸屋根を採用するかどうか検討する必要があります。
陸屋根の防水対策

陸屋根は、その構造上、雨水を自然に流すことができません。そのため、適切な防水対策は、建物の寿命を左右すると言っても過言ではありません。陸屋根の防水工事には、主に「シート防水」「塗膜防水」「アスファルト防水」の3種類があります。それぞれにメリット・デメリットがありますので、建物の構造や周辺環境、予算などを考慮して選ぶことが重要です。防水層は、定期的な点検とメンテナンスを行うことで、その機能を長く維持することができます。
陸屋根に向いている家とは?

陸屋根は、スタイリッシュな外観や空間の有効活用といったメリットがある一方で、雨漏りリスクや防水対策のコストといったデメリットも存在します。そのため、住宅のデザイン性や機能性を重視する一方で、こまめなメンテナンスも欠かせないという点も考慮する必要があります。
陸屋根が向いている家としては、例えば、都会の一等地など、限られた敷地を最大限に活用したい場合や、シンプルなデザイン住宅で屋上庭園など開放的な空間を作りたい場合などが挙げられます。 また、日当たりが良いので、太陽光発電システムを設置するのにも適しています。
しかし、陸屋根は勾配がないため、定期的な防水メンテナンスが欠かせません。防水工事は、一般的なスレート屋根に比べて費用がかかる場合が多いという点も理解しておく必要があります。
