ロココ

家具に関する用語

優美で軽快な「クイーン・アン様式」の世界

18世紀初頭、イギリスで花開いた「クイーン・アン様式」。その名の通り、当時の君主アン女王が愛した優美で軽やかなデザインが特徴です。バロック様式の重厚さを残しつつ、より繊細で快適な空間作りを目指したこの様式は、当時のイギリスの人々を魅了しました。本稿では、クイーン・アン様式の誕生背景や特徴、代表的な家具、そして現代のインテリアへの取り入れ方までご紹介します。
その他

優雅な曲線美 ロココ様式の魅力

18世紀前半、フランス宮廷を中心に開花したロココ様式。「ロカイユ(rocaille)」(フランス語で“岩”の意)という言葉が語源とされ、貝殻や岩などをモチーフにした装飾的なデザインが特徴です。バロック時代の壮大さを受け継ぎつつ、より軽快で洗練された優美さが漂うのがロココ様式の最大の魅力と言えるでしょう。ロココ様式が生まれた背景には、当時のフランス社会が大きく関係しています。太陽王ルイ14世の死後、宮廷はヴェルサイユからパリへと移り、貴族たちは退廃的で享楽的な生活を送るようになりました。ロココ様式は、そんな貴族たちの華やかな生活を彩るために生まれ、優雅で繊細な曲線やパステルカラー、そして愛や喜びを表現した装飾がふんだんに使われています。