家具に関する用語 ドイリーの魅力再発見:小さな敷物で彩る暮らし
「ドイリー」という言葉をご存知でしょうか? 一度は耳にしたことがある方も、具体的にどんなものか説明するのは難しいかもしれません。ドイリーとは、カップやグラスの下に敷く小さな装飾用の敷物のこと。レース編みで繊細な模様が施されていたり、刺繍やカットワークで華やかに飾られていたり、様々なデザインがあります。その歴史は古く、17世紀のヨーロッパに遡ります。 当時、貴重な家具を飲み物や食べ物で汚さないように、敷物として使われ始めました。元々は、ドイリーという名の裕福な商人が、自分の店に置くために作ったのが始まりという説が有力です。その後、ヴィクトリア朝時代になると、レース編みが大流行。ドイリーも、女性たちの間で手芸作品として人気を集めました。繊細なレースで編まれた美しいドイリーは、家の豊かさや、持ち主のセンスの良さを示す象徴となり、客人に振る舞う際にも欠かせない存在となりました。
