家具に関する用語 名作照明を生んだ「ポール・ヘニングセン」の世界
デンマークが生んだ偉大な照明デザイナー、ポール・ヘニングセン。彼の名を聞けば、誰もが一度は目にしたことのある、あの特徴的なシェードの照明を思い浮かべるのではないでしょうか。その洗練されたデザインは、100年以上経った今でも世界中で愛され続けています。ヘニングセンは、1894年、デンマークのオーデンセに生まれました。作家である母親の影響を受け、幼い頃から建築やデザインに興味を持つように。コペンハーゲン工科大学で学びますが、建築家としての道には進まず、フリーランスのデザイナー、そして作家として活動を始めます。転機となったのは、1924年に参加したパリ万国博覧会でした。そこで出会ったのが、当時最新の技術であった電球を最大限に活かす「グレアフリー」という照明の概念です。この出会いが、後のヘニングセンの代表作、そして照明デザインの歴史に名を刻むことになる、PHランプ誕生のきっかけとなったのです。
