知ってた?あの構造の名前は「倹飩式」!

良い部屋にしたい
先生、「倹飩式」ってどんな構造ですか?説明を読んでも、ちょっとイメージが掴みにくいんです…

インテリア研究家
なるほどね。「倹飩式」は、溝に板を差し込んで固定する構造のことだよ。身近な例で言うと、うどん屋さんにある蕎麦を入れる箱を知ってるかな?

良い部屋にしたい
あ!あの蓋がパカパカするやつですね!あれって「倹飩式」なんですか!

インテリア研究家
そう!まさにあれが「倹飩式」だよ。蓋の部分が溝に差し込まれていて、簡単に開け閉めできるようになっているんだ。他にも、オフィスの部屋の名札とか、ふすまや障子も「倹飩式」だね。
倹飩式とは。
インテリア用語の「倹飩式(けんどんしき)」とは、上下に溝が設けられた部分に板などを上から差し込んで落とし込むことで、はめ込みと取り外しが可能な構造のことです。縦溝の構造を倹飩式と呼びますが、横溝の場合は「遣り返し(やりかえし)」と呼びます。
身近な例としては、うどんやそば店の出前で使われる岡持ちの箱が挙げられます。この箱は「倹飩箱」とも呼ばれ、蓋の開閉に倹飩式の構造が用いられています。
倹飩式は、建築物の扉や家具など、様々な場所で見られます。簡単に取り外しができるという利点から、オフィスの室名プレートにもよく使われています。着脱が容易なため交換も簡単で、ビスなどを使用しないため、外観もすっきりとして美しく見えることが魅力です。
その他、和室の襖や障子も倹飩式の構造をしています。
身近にある「倹飩式」ってどんな構造?

「倹飩式」って、ちょっと聞き慣れない言葉ですよね。でも、実は私たちの生活の身近なところで、この構造はたくさん使われているんです!例えば、お財布の小銭入れ。ガマ口のように大きく開くあの形、まさに倹飩式です。他にも、化粧ポーチや小物入れなど、意外と身の回りにあるんですよ。
では、一体どんな構造を「倹飩式」と呼ぶのでしょうか?簡単に言うと、口が大きく開いて、中身が取り出しやすい構造のことです。
名前の由来は、昔の中国の食べ物「ワンタン(餛飩)」。その形に似ていることから、この名前が付けられたと言われています。
今回は、この「倹飩式」について、もっと詳しく見ていきましょう!
「倹飩式」のメリットとデメリット

「倹飩式」は、シンプルながらも様々な場面で応用可能な構造です。そのメリットとして、まず低コストで製造できる点が挙げられます。構造が単純なため、複雑な加工や高価な素材を必要としないためです。また、軽量で扱いやすいことも魅力の一つです。特に、持ち運びや設置の手間を減らしたい場合に最適です。
一方で、デメリットも存在します。例えば、強度や耐久性に限界がある点が挙げられます。複雑な構造に比べて強度が劣るため、強い負荷がかかる用途には不向きです。また、デザインの自由度が低いこともデメリットと言えるでしょう。シンプルな構造であるが故に、見た目に大きな変化を加えることが難しいです。
「倹飩式」が使われている場所

「倹飩式」と聞くと、少し聞き慣れない言葉に感じるかもしれません。しかし、実際には私たちの身近な場所で活躍している構造です。
例えば、神社仏閣の階段や回廊で見かける、「蹴上げ」と呼ばれる垂直部分がなく、「踏み面」だけが連続している構造が「倹飩式」です。その他にも、劇場や体育館などの階段席、急な斜面にある住宅の玄関アプローチなど、さまざまな場所で見られます。
「倹飩式」は、限られたスペースを有効活用できる点や、階段の上り下りがしやすい点など、多くのメリットがあるため、古くから様々な場所で採用されてきました。
「遣り返し」との違いとは?

「倹飩式」は、階段などの段差部分を斜めにせず、垂直に積み重ねていく構造のことを指します。階段の見た目が、お椀に盛られた「倹飩」に似ていることから、この名前が付けられました。一方、「遣り返し」は、階段の踊り場のことを指します。つまり、「倹飩式」は階段全体の構造を、「遣り返し」は階段の一部を指す言葉なのです。似ているようで全く違う、この2つの用語。これを機に、しっかりと区別できるようになりましょう!
「倹飩式」の歴史と背景

私たちが普段何気なく目にしている構造物の中にも、実は名前がついていないもの、もしくは、名前があっても知られていないものがたくさんあります。その一つに、「倹飩式(けんどんしき)」と呼ばれる構造があります。一見複雑そうに見えるこの構造、実は古くから日本の建築物で用いられてきた、とても歴史のある技術なのです。
今回は、この「倹飩式」について、その歴史や背景、そして現代における利用例などを詳しく見ていくことで、身近な構造に隠された技術の奥深さを探ってみましょう。
